『座りすぎ』にご用心!

日本人の成人は平日に420分(7時間)座っており、世界20ヵ国中、最も長いことがオーストラリアの研究機関によってわかりました。日本人は、仕事や移動、食事などのほとんどの時間を座って過ごすことが多く、厚生労働省の報告では平均8時間以上とされています。
長時間座ることで、健康に悪影響を与えることが知られており、例えば、座りすぎは心疾患や糖尿病のリスクを高めることが示されています。

『立つ』ことを意識してみましょう!

立つことによって血行が促進され、心臓や筋肉への負担が軽減されます。座り続けることで血液の循環が悪くなります。特に下半身に血液が滞留することがありますが、立つことでこの問題を改善することができます。また、立つことで代謝が活発になり、カロリー消費が増加するため、体重管理や肥満の予防にもつながります。

さらに、立ちながら作業することで、腰や背中への負担が軽減される可能性があります。長時間座っていると、腰痛や肩こりが発生しやすいですが、立つことで姿勢を変えることができ、筋肉の緊張を和らげることができます。立つことと適度な歩行や運動(踵上げ、スクワット)を組み合わせると良いでしょう。

また、心理的な側面でも立つことには効果があります。立って作業することによってエネルギーが増し、集中力が向上することが研究で示されています。立つことで活発な状態が保たれ、長時間の座り仕事による集中力の低下を防ぐことができます。

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