生活習慣病とは?

皆さんもよく耳にする生活習慣病とはどんな病気かご存じでしょうか?
高血圧症? 糖尿病? といった病気の名前が連想できます。

生活習慣とは? “生活を営む上での行動の傾向、癖などが持続・定着して形成された行動様式”と言われています。ついついやってしまう行動や、いつものルーティーンのような行動です。これらの行動が健康上不適切な場合、生活習慣病へとつながってしまいます。

では、生活習慣病とは? “食事や運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの生活習慣が深く関与し、発症の原因となる疾患の総称”であり、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、動脈硬化症などがあげられます。 これらの病気は、狭心症、心筋梗塞、脳出血、脳梗塞などさらに怖い病気へつながっています。
また、日本の死亡数の1位が悪性新生物、2位が心疾患、3位が脳血管疾患というように、2・3位が生活習慣病と大きく関連があります。

そのため、日本の取り組みとして「健康日本21」というものがあり、この取り組みの基本方針の中に“生活習慣病の予防”ということが入っています。2008年より、40歳以上の対象者の特定健診・保健指導が義務付けられました。
その内容の1つに“メタボリックシンドローム診断”があります。皆さんも聞いたことがあることでしょう。
メタボリックシンドロームとは、“内臓肥満に高血圧、脂質異常、高血糖などが合わさった状態”を言い、重篤な疾患を発症しやすい身体状態と言えます。

メタボリックシンドローム診断基準

みなさんは大丈夫ですか?

生活習慣によって健康には大きな差がみられます。適切な健康習慣を身につけている人は不適切な人に比べて健康寿命が長いことが明らかになっています。
みなさんもご自身の食生活・運動習慣を見直し、生活習慣病を予防しましょう。

看護学科 古田 弥生

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