リハビリテーション学科 視機能療法専攻

国内唯一の視能訓練士養成短期大学

3年間の学術的・理論的教育と技能教育で、論理的思考力と実践力を 併せ持った視能訓練士の養成

視機能療法専攻の特長

2014年の設立以来、視能訓練士国家試験合格率 100% 、就職率 100 % を達成。(2019年4月現在)
低い学費 と充実した奨学制度
志のある学生へ就学の門戸を広げるために,充実した教育にも関わらず必要最低限の費用で卒業できるように取り組んでいます。学費、入学金、実習経費(宿泊費・交通費)、教科書代などを含む卒業までに必要な総費用を他校と比較すると明らかです。さらに、授業料免除(半額)の奨学生制度も設けています。
少人数教育と担任制により、学習到達度に応じた対応が可能。 未留年率*96 %(2016年度入学生)
* 未留年率 = 最低修業年卒業学生数 / 最低修業年在籍学生数 × 100
3年間で 視能訓練士国家試験受験資格 と 短期大学士(視機能療法学)の取得が可能。
高等学校卒業後から最も短期間で視能訓練士国家試験受験資格を取得することができます。さらに、卒業時に大学としての教養教育やその基礎の上にたった理論的背景を持つ専門教育を修了した知識・能力の証明として短期大学士の学位が授与されます。
全国で 2 番目の伝統校。豊富な臨地実習施設・就職に強い。
当専攻は1988年に設立した岐阜視能訓練士専門学院が視能訓練士養成校としての始まりであり、全国で2番目に歴史があります。卒業生は北海道から沖縄まで、全国各地で活躍しており、その結実が在学生への豊富な実習施設の提供と就職の強さとして表れています。
関連法人の総合病院で,1年次からの臨床教育。
隣接する平野総合病院で、1年次の前期から臨床教育を実施することで、病院における視能訓練士の役割や医療現場の様々な側面を認識し、自発的な学習への啓蒙を促します。2年次からは同院において検査等の実践的な実習をおこないます。

視能訓練士 Certified Orthoptist; C.O. とは

視能訓練士は、1971年に制定された視能訓練士法に基づく国家資格を持った眼や視機能検査・訓練のエキスパートです。 視能訓練士のほとんどは、視能訓練士法の下、眼科での眼や視機能の検査、斜視や弱視の訓練・治療(視能矯正)、検診業務、視覚低下者のリハビリ指導の業務をおこないます。

1. 眼科一般検査
緑内障、白内障、網膜疾患などの眼科学的疾患の診断と治療のために必要な、視力検査、屈折(近視・遠視・乱視)検査、眼圧検査、視野検査、光干渉断層像撮影、超音波検査、電気生理検査、眼鏡やコンタクトレンズ処方のための検査等、多種多様な検査をおこないます。
2. 視能矯正
弱視や斜視など、両眼視機能に異常を持つ人の両眼視機能の回復のために、弱視訓練や斜視訓練などの矯正訓練および必要な検査をおこないます。
3. 健診(検診)業務
疾患の予防・早期発見のために3歳児健康診査、就学時健康診査などの健診業務にも参加しています。
4. リハビリ指導
視覚に障害があるために生活に何らかの支障をきたしている人に対して、補助具の選定、使用方法の指導などのロービジョンケアをおこないます。

参考サイト

視機能療法学とは

視機能の損失を明らかにし、「みる」能力の向上に寄与することを目的とした、視能訓練士の業務全般を包括する学問です。

カリキュラム

各教育機関・眼科臨床現場での経験を持つ教員陣の授業によって構成される当専攻独自のカリキュラムで、「視機能療法学」という学問体系と「視能訓練士」の職業教育を基礎から応用まで丁寧に学びます。

  • 1年次:一般教養と視機能療法の基礎知識を学習
        関連病院での早期臨床教育
    2年次:視機能療法の専門知識の学修
        学内演習で理論的・実践的技術の修得
    3年次:半年間の学外臨地実習
        特論科目による高い専門知識の取得

メッセージ

専攻長メッセージ 視能訓練士と視機能療法の魅力


視機能療法専攻長 松井 康樹
視機能療法専攻の課程を修了することで、国家資格である視能訓練士の受験資格が得られます。
視能訓練士は、国家資格になってから47年が経過しますが有資格者は1万5千人ほどしかいません。他の職種の多くは毎年1万人以上新卒者が出てきますが、視能訓練士は毎年800~900人程度の新卒者が輩出されるに過ぎず、人材不足はこの先もしばらく解消されないことが予想されます。視能訓練士の需要はあるのですが、知名度がありません。
働く場のほとんどは眼科です。仕事内容は、眼科の検査を行う仕事になります。ほとんどの検査は器械を使用した検査であり軽作業になります。よって、自身の身体への負担はほとんどありませんので、長く仕事を続けられます。 視能訓練士が実施した検査結果を基に診断、治療、投薬、手術などの医療が行われます。つまり、自分が行った検査結果と医療が直結しており明快です。このような仕事は他にはなく、やり甲斐がある仕事だと言えます。働く場所は眼科なので、診療時間外は休みです。施設にもよりますが、多くは週休2日または4週6休で、日祝日はお休みです。医療職の多くは、休日出勤や救急による急な出勤があることがほとんどですが、視能訓練士はそのようなことはありません。勤務時間が一定で、お休みがしっかりしているので、趣味の時間をもったり、子育てがしやすい仕事です。
業務の多くは検査を行うことですが、視能訓練士の専門分野は、名称にあるように乳幼児の斜視や弱視のお子さんの視機能の検査や訓練を行うことです。そして、未発達な視機能をより良い視機能になるようにお手伝いをします。乳幼児だけでなく、大人の斜視患者さんも対象となります。視能訓練士は赤ちゃんからお年寄りまでの幅広い年代の患者さんの役に立てる仕事です。
視能訓練士の仕事は、器械を使って軽作業の検査と、乳幼児の視機能を育てる視能訓練などで、専門性が高くやり甲斐があります。検査をスムーズに正確に終了するためには、眼だけでなく、脳や全身のこと、眼に関する病気、検査の知識が必要です。また検査の技術がなければなりません。さらに患者さんから病状を聞き出したり、検査のやり方などを伝えるコミュニケーション能力も必要になります。
当専攻は1988年に開校した長い歴史があり、現在は日本で唯一の短期大学として、それらの知識や技術を修得していただくための講義と学生同士で行う演習に力を入れています。知識と技術を学びながら、模擬患者さんに対しての説明や検査も行っています。学生同士では判らなかった自身のレベルを知ることができます。さらに、隣接する平野総合病院では1年次に眼科の見学をします。視能訓練士の働く姿を見ることで、知識、技術、コミュニケーション能力や気配りなどの大切さを再認識し、将来像をもつことができます。また2年時には後期にある臨地実習Ⅰに備えるために、実際の患者さんと接します。当専攻では、卒後に即戦力として働くことができることを目指し、臨地実習Ⅰ・Ⅱでは、最新の器機が充実している施設と斜視や弱視の患者さんが多く来院する施設に実習に行っていただきます。具体的には大学病院、県立病院、市民病院、総合病院等で、豊富な経験をもつ指導者の下で学んでいただきます。
以上、当学では、3年間で豊富な知識と技術、コミュニケーション能力を持った医療人となれるシステムを用意しています。
そして国家試験に合格できなければ意味がありません、そのためのフォローをしています。資格を持てただけでは意味がありません。学生さん個人の希望を聞き出し、希望にあう就職先を考えていくことをしています。就職率は100%です。また、卒後に働き出してから判らないことや悩み相談、再就職の相談などの卒後のフォローもしています。

在校生の声

  • 視機能療法専攻 1年次生(2019年3月)
    平日の放課後を予習復習の時間に
    1年次は社会学や情報科学などの教養科目と解剖学や生理光学などの専門基礎科目の授業がほとんどで、基本的には1~4限目まであります。授業は内容が濃く、毎回復習をしないと、次の授業の内容についていけなくなることもあります。私は平日の放課後から20時までの時間を復習と予習にあてることが習慣になりました。難しい授業もありますが、先生方は気さくに質問に答えて下さるので、内容が分からなくなることはないです。
  • 視機能療法専攻 2年次生(2019年3月)
    楽しみながら課題をこなすことが大事
    2年次は視機能療法に直接関係する専門科目の講義と演習が毎日あり、放課後はレポートと実技の練習などの課題に追われていることが日常茶飯事です。あまり根を詰めると大変なので、学生同士で楽しみながらすることを心掛けています。気が付くとバスの最終を逃しそうになることもよくあるので、アルバイトは土日だけにしています。忙しい反面、毎日がとても充実しているので、意外とこの生活が気に入っています。
  • 視機能療法専攻 3年次生(2019年3月)
    国家試験の合格でこれまでの努力が報われます
    3年次は前期に半年間の臨地実習に出ます。実習中は大変なこともありましたが、たくさんの症例や最新の検査機器に触れることができ、また視能訓練士としての将来像も明確になりました。実習が終わると就職活動をします。大学にはたくさんの求人が来ており、私は希望する職場に内定をいただきました。後期にはレベルの高い特論の授業と、そして国家試験の受験があります。毎日の猛勉強と先生方の指導により、今年も全員で合格となりそうです。
  • 卒業生からのメッセージ

    視機能療法専攻卒
    名古屋アイクリニック勤務
    荻 瑳彩さん
    学校で学んだことは働く上で貴重なものばかりでした
    私は名古屋アイクリニックで視能訓練士として働いています。患者様の言葉から学ぶこともあり、またやりがいにも繋がる仕事です。視機能療法専攻の先生方の授業は、基礎知識から実際の臨床で活かすことの出来る知識など、とても貴重なお話ばかりです。3年次の臨地実習では、学校では学ぶことが出来ない実際の臨床の空気を感じることが出来ます。実際の臨床は、なぜこの検査を行うのか、検査結果から考えられることは何かなど、自分で考えなければいけないことが多く、大変ですがとても勉強になります。3年間で学んだことは、働いている今でもとても役立つことばかりです。