研究活動研究者インタビュー:澤村 彰吾

  • VOL08澤村 彰吾Shogo Sawamura
    リハビリテーション学科理学療法専攻

先生のプロフィールを教えてください
岐阜県内の高校を卒業後、秋田大学に進学し理学療法士免許を取得しました。その後は岐阜県の総合病院に勤務しながら、中部学院大学で修士号を取得し、現在は博士号を取得するため岐阜大学大学院に在籍しています。総合病院に9年勤務した後に本学の教員になりました。
教員になられた動機はなんですか
もともと、人に教えることが好きで学部生の頃から教員になりたいと漠然と考えていました。また、臨床時代に研究に関わっていく中で、より専門的に研究していきたいとの思いが強くなり教員を志すようになりました。そんな中で、研修会で知り合った本学の先生からお誘いを頂き、教員になりました。
現在の研究について教えてください
脳卒中や遷延性意識障害に関する研究を行っています。また、週末を中心にスポーツトレーナー活動を行っています。
具体的にはどのような研究や活動をされているのでしょうか
臨床時代から「筋膜」に関する研究や、脳卒中患者の機能的予後、在宅復帰に関する研究を行い、現在も継続しています。また、大学院では遷延性意識障害に対して、MRIやFDG-PETを利用した脳病態解析に関する研究を行っています。
トレーナー活動としては、ラグビーのクラブチームに帯同したり、高校野球のメディカルサポート、様々な競技団体に対して身体づくりや傷害予防についての講演をしたりと幅広く活動しています。また、岐阜県スポーツ協会から推薦して頂き、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー養成講座を受講しています。
その研究や活動に着目された理由はなんですか
リハビリテーションの過程で生じる様々な現象を観察する中で、どうしてそのような現象が起こっているのか、どうしたらその症状が良くなるのかといった疑問から着想を得て、研究をはじめました。特に遷延性意識障害に関しては、分かっていないことが非常に多い分野です。現在、所属している研究室には先進的な研究を行う環境が整っていたため、それらを用いた研究を進めることになりました。
 また、トレーナー活動に関しては、自身が高校からラグビーを続けており、理学療法士という職業もあってラグビーのサポート活動を始めたことがきっかけです。たまたま、岐阜県に女子ラグビーチームが設立されるタイミングでお誘いを頂き、現在に至ります。
その研究や活動を行う上で大変なことはありますか
先行研究が十分ではない分野も多いため、研究デザインや解析方法も手探りで進めている状態です。また、理学療法とは異なる分野の知識も求められるため、様々な領域の勉強をする必要があります。また、トレーナー活動においても、選手のケア・安全対策を含めてやるべきことが多岐にわたります。そのため、トレーニング理論や急性期対応など幅広い知識と技術が求められます。このように、日々勉強で大変ではありますが、やりがいも感じています。
研究や活動以外に大事にしている事はありますか
グループワークや演習などを交えながら、学生が主体的に学べるような授業を心掛けています。また、授業だけではなく、学生との関わりも大切にしています。
休日はどう過ごされていますか
トレーナー活動がない休日は家族と過ごすことが多いです。また、時間があればランニングやサイクリングなど身体を動かしていることが多いです。歴史も好きなので城跡や博物館に行くこともあります。
今後の展望についてお聞かせください
現在の研究は基礎的な部分も多いため、今後はより臨床に応用しやすいスコアリングシステムの開発や教育・スポーツ分野の研究も行っていきたいと思っています。また、トレーナー活動に通して、トレーニング理論や安全対策の普及を進めていきたいと思っています。

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