研究活動研究者インタビュー:辻 圭一

  • VOL01辻 圭一Keiichi Tsuji
    リハビリテーション学科理学療法専攻

先生のプロフィールを教えてください
滋賀県の高校を卒業後、大阪府の行岡リハビリテーション専門学校(現・大阪行岡医療大学)で理学療法士の資格を取得しました。その後、京都市、岐阜市で働いた後、金沢市で働きながら金沢大学大学院で修士号と博士号を取得しました。そして現在の本学に勤務するに至ります。
教員になられた動機はなんですか
大学院で身に付けた研究活動を継続したいと思い、教員になりました。
現在の研究について教えてください
大学院ではヒトの姿勢や動物を使ったバイオ実験をしていましたが、現在はヒトのランニング動作における筋活動について研究しています。
具体的にはどのような研究をされているのでしょうか
ランニング中の足の筋肉の働きを筋電図で計測し、その時の足の関節の角度、歩幅、スピードを解析しています。
ランニング動作に着目した理由はなんですか
健康志向の高まりに伴い、ジョギングやランニングをする人が増えています。また、マラソン大会も清流マラソンやいびがわマラソンなど、全国規模の大会は盛況です。しかし、初心者がランニングやマラソンの練習を始めていくと、膝の痛みが生じてやめてしまう事が多いです。この膝の痛みは様々な原因が考えられていますが、予防できるようになれば良いと思い、着目しました。
ランニング動作の研究を行う上で大変なことはありますか
ヒトの走り方は個人によって違いますし、さらに状況や速度によっても変わります。そのような様々な場面を想定して実験をすすめていくと、研究に終わりがないように感じます。
研究以外に大事にしているものはありますか
学生との関りを大事にしています。自分の経験や考え方が彼らの人生に役立つように思いますし、逆に彼らの考え方が参考になることも多々ありますから。
休日はどう過ごされていますか
カメラを持ってオートバイでツーリングをしています。
今後の展望についてお聞かせください
現在の研究は基礎研究ですから、すぐに社会に還元される内容ではありません。しかし、ランニングにより生じる傷害を予防するための研究は世界中で行われています。今後、今の研究を元に障害予防につながる走り方や練習方法、シューズなどのツールが開発されていけば良いなと思います。