リハビリテーション学科 作業療法専攻仕事説明(作業療法とは)

作業療法とは?

作業療法とは、「作業(仕事・遊び・日常生活動作)」が円滑に遂行できるように支援する職業です。人は、様々な病気により作業(仕事・遊び・日常生活動作)がうまくできなくなることがほとんどです。そのため、病院に入院している時に、作業ができるように様々な関わりを通してできるようにリハビリを行います。病院以外でも、在宅や施設、学校などで行われます。

より詳しく知りたい方は、日本作業療法士協会(http://www.jaot.or.jp/ot_job)をご参照ください。

作業療法士の働いている場所は?

現在、作業療法士は主に病院で働いています。病院にも様々な特性があり、作業療法士は4つの領域で活躍していると言われています。①脳卒中や整形外科疾患を対象とする身体障害領域(一般病院の回復期病棟や療養病棟など)、②うつ病や統合失調症などを対象とする精神障害領域(精神科がある病院)、③要介護者を対象とする高齢者領域、④肢体不自由児などを対象とする発達障害領域です。

これからさらに活躍の場は増えると言われています。例えば、小学校で不適応に悩む子供達の支援をする学校作業療法や、社会不適応の方たちを支援する就労支援など、ますます作業療法士は社会にとって必要な状況にあります。

作業療法士になるためには?

作業療法士になるためには、厚生労働省が指定する養成校(大学や短期大学、専門学校など)を卒業することが必須になります。その後、年に一度行われます国家試験を受験し、合格することで「国家資格である作業療法士免許」を取得することができます。本学では、国家試験に合格するために、以下のような流れで対策をとっています。一般的には最終学年から国家試験対策をしている学校が多いですが、本学は1年生の頃からコツコツ積み重ねられるスケジュールを構成して、全員で合格に向けて取り組んでいます。