理学療法専攻3年生の学生が車いすツインバスケットボールを体験しました
2023.05.09
理学療法専攻3年生の学生3名が岐阜Express(車いすツインバスケットボールチーム)の練習に参加し、初めての車いすツインバスケットボールを体験しました。
競技用車いす(バスケ車)は、競技特性を踏まえ選手の体格と身体状態に適した形状をしています。一般用の車いすとの大きな違いは、駆動輪(後輪)の取り付け方です。競技用の場合は、タイヤを「ハの字」に取り付け、タイヤの接地面を広く取り、回転性を高めます。また、キャスター(前輪)と駆動輪は回転が良いベアリングを使用したホイールを装着しています。
車いすツインバスケは、四肢麻痺などの重度障害者が行う競技で、選手によっては手を握ることもできません。そのため、手にゴム製の手袋を装着し摩擦抵抗を増やして駆動輪を漕ぎます。手袋装着には、介助を要することもあります。
選手と混ざりゲームを実施しました。車いすツインバスケでは、2回の漕ぐ動作で1回のドリブルをしないとトラベリングとなってしまい、ドリブルをしながら駆動輪を漕ぐ動作には慣れが必要です。オフェンス時にはチーム内で協力しボールを運び、フリーとなった選手にボールをパスしシュートで確実に得点を重ねていきます。
車いすツインバスケにはゴールが2種類存在します。選手には障害の程度により「持ち点」が設定されており、持ち点が低い選手はコート内に置かれた低い位置のゴールへシュートし、持ち点が高い選手は通常のバスケットボールと同様に高い位置のゴールへシュートをします。
健常者であっても、バスケ車に乗ってのドリブルやシュートは難しく、高い位置のゴールまで届かないことがあります。
パラスポーツは障害のある方のみのスポーツではありません。障害が有る無しにかかわらず、楽しめるスポーツです。