理学療法専攻2年生の授業で、車いす乗車時の大変さを学びました
2023.05.01
2年次の日常生活活動学の授業内で、車いすに乗って学校周辺を移動しました。普段は徒歩や自転車にて何気なく移動している学校周辺でも、車いすで移動してみると不便な点が沢山あります。
車いすで移動すると、フラットに見える路面でも凹凸があったり、水捌けを良くするための傾斜があったり、側溝に段差があったりと様々な障壁(バリア)を感じます。
道路は、雨水を側溝に流すために中央からなだらかな傾斜が設けてあります。そのため車いすでは傾斜により低い側へ進んでしまいます。
スロープ(坂道)を登る際は、平坦な道に比べ車いすを動かすための負荷が増加します。また、介助者への負荷も増加します。加えて、路面の状況によっても変化します。車いす時には目線が低くなるため、歩行時に感じなかった圧迫感や狭さを感じることもあります。
スロープ(坂道)を下る際は、スピードに注意します。傾斜が急な場合には、特に注意が必要ですし、適宜、声掛けをしながら介助する必要があります。
今回の授業では、車いす時や介助者を体験することで、日常にあふれているバリアを経験しました。授業で説明を受け、実際に体験することで学びが深まります。この経験を臨床実習や普段の生活に活かしていきましょう。