「チーム医療」を実践できる医療人の育成
(1)多職種連携教育の実践
- これからの地域医療・福祉では、患者さんを中心として、医師をはじめ医療専門職がチームを作り治療・ケアを行う「チーム医療」が推奨されています。
- このチーム医療の知識や技術を身につけた人材が、地域医療・福祉の現場で多く求められています。
- 本学は複数の学科・専攻の合同講義や、様々な職種の教員から講義授業を受けることができる「多職種連携教育」を実践しています。
- 多職種連携教育を通じて、互いの仕事を尊重しながら多職種と連携して働くチーム医療の方法を身につけることができます。
- 例えば、脳卒中の急性期看護では、早期からのリハビリテーションを考慮した看護が実践できるようになります。
- 岐阜市内の大学・短期大学(医学部、薬学部、栄養学科など)と連携して多職種連携教育を行っています。
- MMeCTE(エムメクティ;多職種メディカルケアチーム医療教育)と呼ばれるこの大学間の多職種連携は、全国的にみても大変珍しい取り組みです。
- 本学の学生と他大学の学生6人程で1つのグループになって、オンラインまたは対面でディスカッションを行います。
- 自分とは違う職種の方と話し合うことで、自分では気づかなかった観点からの考えやケアなどを学ぶことができた。
- 多職種で話し合って、退院に向けたサポートをすることはとても難しい事だと実感した。全員の意見をまとめて、優先順位やなにが大切なのかを決めることは難しかった。このような機会はなかなかないと思うので、いい経験ができた。
- 異なる視点からの意見を聞くことができ、良い経験になった。さらに知識を身につけていき、実際の現場でも有意義な話し合いができるようにしたい。
- 初対面の人とのコミュニケーションは大変だと思っていたが、患者さんのより良い生活のためにという共通の視点と目標があればチームとして会話が進んでいくことが分かった為、将来の不安が少し減りました。
- 他職種との情報共有をしっかりするためにも、自分の職種についての知識をもっと深めたい。