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【視機能療法専攻】一般ボランティアを模擬患者とした模擬患者参加型体験学習を実施

2020.02.10

2020年1月16日の視機能検査学演習Ⅲにおいて、一般ボランティアを模擬患者とした 模擬患者参加型体験学習を2年次生に実施しました。模擬患者参加型体験学習とは、眼科臨床現場で、視機能検査をおこなうために必要となる、態度や技能を実践的に学ぶ演習です。例年、学外での眼科臨床実習開始前の2年次生に対して実施しており、本年度は6名の一般ボランティアの方々が模擬患者として協力してくださいました。

学生はこれまでに学内で研鑽を積んだ態度と技能で模擬患者の問診と検査に臨みました。しかし、日常的に意思疎通を図り、検査についての知識を持った学生同士の練習のように模擬患者の検査は往々にして上手くいかず、意匠惨憺する様が散見されました。

オートレフラクトメータを用いた他覚的屈折検査


Amaler Chartsを用いた変視検査


眼位検査(斜視検査)


検査終了後には、模擬患者から学生に検査の説明、態度、快・不快感などについて率直な意見をいただきました。患者視点からの指摘は学生に、これまで気が付かなかった課題を明示したのとともに、患者を慮った医療を提供することの難しさを認識させた様子でした。学生には今回の貴重な経験を糧に、態度や技能をさらに練磨し、医療福祉に貢献できる人材に成ってもらいたいと思います。

模擬患者から学生へのコメントの様子


模擬患者から学生へのコメントの様子