「Fascial(筋膜)マニピュレーション®国際コース」講習会が行われました。

日本Fascial Manipulation協会主催の講習会が本学で開催されました。日本全国から46名の理学療法士が参加し、とても有意義な講習会となりました。

Fascia(筋膜)マニピュレーション®国際コースは、Level1からLevel4までの構成となっています。今回行われたLevel1は、筋膜の解剖学や筋膜治療の原則などの知識、筋膜を触診するための技術などを習得する内容となっており、一日9時間、6日間かけて学びます。

Fascia(筋膜)マニピュレーション®国際コースは、日本の医師および運動器理学療法士(肩や膝などの関節の痛み、腰痛、スポーツ分野を対象とした理学療法)が受講できる唯一の国際講習会となります。

高い技術を身につけるべく参加された受講者の中には本学の卒業生がいました。卒業後も向上心を持ち続ける姿が嬉しかったです。

本学ではこのような講習会を定期的に開催しており、理学療法技術の向上を目指す理学療法士が学べる環境を提供しています!

「Fascial(筋膜)マニピュレーション®国際コース」講習会が行われました。

「令和5年度スポーツ大会」を開催しました。

各学科専攻でスポーツ大会を実施しました。

令和2年度から様々なイベントが中止となり、在学生にとっては今年度のスポーツ大会が初めてのイベントとなりました。スポーツ委員を中心にバレーボールやドッヂボール を企画し、親睦を深めることができました。歓声と笑顔がいっぱいの楽しいひとときになりました♪♪

「令和5年度スポーツ大会」を開催しました。

理学療法専攻3年生がバレーボール大会を行いました

理学療法専攻3年生がバレーボール大会を行い、多くの学生が一生懸命プレーしました。みんなで協力しながらプレーする姿勢を今後の臨床実習などの学校生活に活かし、国家試験合格へと繋げよう!

全員でパシャリ青春の思い出!

 

 

熱戦が繰り広げられました!

 

 

楽しそう!

 

 

お菓子で打ち上げ!

理学療法専攻3年生がバレーボール大会を行いました

頸髄損傷者を授業の講師としてお招きしました

理学療法専攻3年次の脳・神経系理学療法治療技術の授業に、講師として頸髄損傷者2名をお招きしました。お招きした講師は、頸髄損傷を受傷後も仕事をしながら、岐阜エクスプレス(車いすツインバスケットボール)の選手としてactiveに活動されています。

 

 

脊髄損傷は損傷高位によって機能残存が異なります。(※1) そのため、Zancolliの分類(※2)を用い機能残存レベルを確認しました。機能残存から残存筋の筋力や筋萎縮の程度、感覚障害の程度を評価しました。加えて、車いすからベッドへの移乗方法、ベッド上での移動動作も確認しました。

※1.損傷した脊髄の場所(首、胸、腰など)より下の各部分に、麻痺や筋力低下などさまざまな障害が発生します。
※2.手・指~肘~肩まわりの筋肉の機能に対応した脊髄の部位を細かく分類したものであり、主に頸髄損傷の部位を把握し、機能残存の程度を評価するために用いられています。

 

機能残存には左右差があるので、左右で検査する必要があります。感覚障害の程度も異なる場合があります。対象者によっては、温痛覚が消失し、触圧覚は残存している場合もあります。頸髄の損傷により、四肢麻痺となると普段の何気なくできている動作も方法が変わりますし、時間を要したりします。

 

今回は長下肢装具(※3)も持参いただき歩行器を使用した歩行動作や、ティルトテーブル(※4)を用いた起立訓練を見学しました。学生は講師に積極的に質問していましたし、講師からは丁寧な説明をしていただけました。
臨床の現場でも頸髄損傷の評価や理学療法を行う機会は多くはありませんので、頸髄損傷者への評価を行うことや訓練を見る体験はとても重要です。講師の方々にはお忙しい中、ご参加いただきありがとうございました。

※3.大腿部から足底までの装具で、膝と足の動きをコントロールします。立つ・歩く動作の安定・免荷・変形予防、矯正などの治療を目的として使用されます。
※4.ベッドから立つことができない患者に利用されます。踏み台の付いたテーブルで、患者を仰向けにして安全ベルトで固定します。固定後はテーブルを様々な傾斜で起立させ、立つ・歩くなどを行い筋力増強や訓練などに使用されます。

 

頸髄損傷者を授業の講師としてお招きしました

理学療法専攻3年生の学生が車いすツインバスケットボールを体験しました

理学療法専攻3年生の学生3名が岐阜Express(車いすツインバスケットボールチーム)の練習に参加し、初めての車いすツインバスケットボールを体験しました。
競技用車いす(バスケ車)は、競技特性を踏まえ選手の体格と身体状態に適した形状をしています。一般用の車いすとの大きな違いは、駆動輪(後輪)の取り付け方です。競技用の場合は、タイヤを「ハの字」に取り付け、タイヤの接地面を広く取り、回転性を高めます。また、キャスター(前輪)と駆動輪は回転が良いベアリングを使用したホイールを装着しています。

車いすツインバスケは、四肢麻痺などの重度障害者が行う競技で、選手によっては手を握ることもできません。そのため、手にゴム製の手袋を装着し摩擦抵抗を増やして駆動輪を漕ぎます。手袋装着には、介助を要することもあります。

 

選手と混ざりゲームを実施しました。車いすツインバスケでは、2回の漕ぐ動作で1回のドリブルをしないとトラベリングとなってしまい、ドリブルをしながら駆動輪を漕ぐ動作には慣れが必要です。オフェンス時にはチーム内で協力しボールを運び、フリーとなった選手にボールをパスしシュートで確実に得点を重ねていきます。

 

 

車いすツインバスケにはゴールが2種類存在します。選手には障害の程度により「持ち点」が設定されており、持ち点が低い選手はコート内に置かれた低い位置のゴールへシュートし、持ち点が高い選手は通常のバスケットボールと同様に高い位置のゴールへシュートをします。
健常者であっても、バスケ車に乗ってのドリブルやシュートは難しく、高い位置のゴールまで届かないことがあります。

パラスポーツは障害のある方のみのスポーツではありません。障害が有る無しにかかわらず、楽しめるスポーツです。

 

 

理学療法専攻3年生の学生が車いすツインバスケットボールを体験しました

理学療法専攻2年生の授業で、車いす乗車時の大変さを学びました

2年次の日常生活活動学の授業内で、車いすに乗って学校周辺を移動しました。普段は徒歩や自転車にて何気なく移動している学校周辺でも、車いすで移動してみると不便な点が沢山あります。

 

 

 

車いすで移動すると、フラットに見える路面でも凹凸があったり、水捌けを良くするための傾斜があったり、側溝に段差があったりと様々な障壁(バリア)を感じます。

道路は、雨水を側溝に流すために中央からなだらかな傾斜が設けてあります。そのため車いすでは傾斜により低い側へ進んでしまいます。

 

スロープ(坂道)を登る際は、平坦な道に比べ車いすを動かすための負荷が増加します。また、介助者への負荷も増加します。加えて、路面の状況によっても変化します。車いす時には目線が低くなるため、歩行時に感じなかった圧迫感や狭さを感じることもあります。

 

スロープ(坂道)を下る際は、スピードに注意します。傾斜が急な場合には、特に注意が必要ですし、適宜、声掛けをしながら介助する必要があります。

今回の授業では、車いす時や介助者を体験することで、日常にあふれているバリアを経験しました。授業で説明を受け、実際に体験することで学びが深まります。この経験を臨床実習や普段の生活に活かしていきましょう。

理学療法専攻2年生の授業で、車いす乗車時の大変さを学びました