リハビリテーション学科 作業療法専攻

作業を通して可能性を広げ、“自分らしく働く”を支える

松尾 有希

松尾 有希さん

卒業学科
リハビリテーション学科 作業療法専攻
卒業年
2020年
勤務地
株式会社brex 就労継続支援B型事業所Recovery Step Re.fine

Q 現在のお仕事について教えてください。

就労継続支援B型事業所にて、主に精神疾患や発達障害のある方を対象に、就労に向けた支援を行っています。利用者さん一人ひとりの意志や価値観、得意・苦手を踏まえ、作業活動や面談を通して「自分らしい働き方」を見つけていくことが役割です。
支援する内容は軽作業や事務作業の訓練だけでなく、体調の安定に向けた生活リズムの調整や対人関係の相談、医療・福祉サービスとの連携など、多岐にわたります。医療現場とは異なり、地域生活により近い視点で、その人らしい働き方を一緒に考え、実現に向けた包括的な支援を行っています。

Q 仕事でやりがいを感じることを教えてください。

利用者さんが元々は難しかったことに少しずつ挑戦し、自信を持って取り組めるようになる姿を見たときにやりがいを感じます。例えば、最初は通所自体が不安だった方が、安定して通えるようになったり、「仕事をしていたら調子が良くなった」「外に出る事が怖くなくなった」と話してくださったりする瞬間はとても嬉しいです。

Q 仕事で大変だと思ったことを教えてください。

利用者さんの体調や気持ちは日によって大きく変化するため、思うように支援が進まないこともあります。支援者として良かれと思った関わりが、必ずしも相手にとって最善とは限らない場面もあり、悩むことも多いです。
その都度、自分の関わりを振り返り、利用者さんの声に耳を傾けながら柔軟に対応することを意識しています。大変なことも多いですが、その経験が支援の引き出しを増やしてくれているとも思います。

Q 作業療法士になってよかった・魅力を教えてください。

作業療法士は、「作業」を通してその人の生活や人生に寄り添える職業で、身体面だけでなく、心や環境にも目を向けながら関われる点が大きな魅力です。小さな成功体験の積み重ねで表情や言葉が前向きに変化していく過程に携われるのは、作業療法士ならではの魅力だと感じています。
ほんの少しの環境調整でも、その人を取り巻く環境が大きく変化することもあります。様々な機関と連携がとれるのも魅力の一つです。正解が一つではないからこそ、様々な機関と連携し、試行錯誤しながら支援できることにやりがいを感じています。

Q 作業療法士を目指したきっかけを教えてください。

高校生の時に人と関わる仕事に就きたいと考えていた中で、中学生の頃にお世話になった作業療法士の先生をふと思い出しました。中学生の頃、怪我で入院して気持ちが強く落ち込んだときに、怪我の治療はもちろんのこと、私らしく生きていくための考え方や、辛い気持ちに寄り添ってくださったことが強く心に残っています。
それから作業療法士という仕事を詳しく知っていくにつれて、「作業」を通してその人らしさを大切にするという考え方に惹かれたことがきっかけです。身体だけでなく、心や生活背景まで含めて支援できる点に魅力を感じ、作業療法士を目指すようになりました。学ぶ中で領域の広さを知り、将来の選択肢が多いことも決め手の一つでした。

Q 平成医療短期大学での思い出を教えてください。

試験や実習は大変でしたが、同じ目標を持つ仲間と支え合いながら乗り越えた時間は、今でも大切な思い出です。特に実習では、教科書だけでは分からない現場の難しさとやりがいを実感しました。実習担当の先生方が親身に相談に乗ってくださったことも心に残っています。
実習が終わってOT専攻のみんなと学校で会えた時の安心感と嬉しさは今も忘れられません。学生時代に培った学ぶ姿勢や仲間とのつながりは、社会人になった今も大きな支えになっています。

Q あなたにとっての大切な「作業」もしくは、休日の過ごし方を教えてください。

休日は夫と出掛ける事が多いです。自然の中でゆっくり過ごしたり、映画を観に行ったり、ちょっと美味しいものを食べに行ったり。一人の時は、ネットフリックスでアニメや映画を観たり、散歩をしたり、パンを焼いたり…特別なことはしませんが、すべて心を整える大切な作業だと感じています。
支援する側が余裕を持つことが、良い関わりにつながると思うので、自分自身の生活も大切にするよう心がけています。

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